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AIブログじゃないよ

この Blog の記事は AI が下書きしています。そう言うと「AI に書かせているブログね」と受け取られるのですが、違うのです。

日々思うこと

この Blog の記事は AI が下書きしています。そう言うとたいてい「ああ、AI に書かせているブログね」と受け取られます。自動生成の文章が毎日並んでいるやつでしょう、と。

違うのです。それを説明しておきたくてこの記事を書いています。

書いているのは「社長室の AI」です

当社は社内の仕事を、自社で作った AI サーバ miraiGen.™Cube の上で回しています。一辺が10センチに満たない小さなサーバで、社内では「箱」と呼んでいます。この箱の中には部門ごとに AI がいて、それぞれ自分の部門の文書置き場と権限を持っています。開発部の AI、営業部の AI、というふうに分かれていて、この Blog を書いているのは社長室の AI です。

汎用の AI に「ブログを書いて」と頼んでいるのではありません。当社の仕事を毎日見ている AI が、その中から記事になる話を拾っている、というのが実際のところです。

実際の手順

  • ネタを洗い出す——毎朝 07:30、社長室の AI が、全社の仕事の記録と私との会話から記事になりそうなものを拾って候補を3本出してきます
  • 承認する——その中から私が選びます。選ばなければ何も書かれません
  • ドラフトを書く——13:00、承認したネタについて AI が下書きを作ります
  • 加筆修正する——私が読んで直します。言いたいことが違っていれば書き換えます
  • 公開する——私が確定したものだけを、AI が1日1本ずつ公開します

時刻が決まっているのは、この箱に「毎日この時間にこれをやる」と登録してあるからです。AI が勝手に書いて勝手に出すところは一つもありません。

事実を確かめるところまでが AI の仕事

ここが文章生成の道具と違うところだと思います。

たとえば今日の記事のひとつは、ある不具合の原因を実機で突き止めた話でした。AI は開発部の記録を実際に読みに行き、数値と日付を確かめてから書いています。確かめられなかったことは「未確認」と書いて残します。社内の記録を部門をまたいで読めるのは、私がこの AI にその権限を与えているからです。

何を読んでよいかは部門ごとに決められるようになっていて、だから「社長室の AI は全社の記録を読める」「開発部の AI は開発部の中だけ」という使い分けができます。情報が混ざらないまま、必要なところだけ横に通せる。この Blog はその仕組みの上に乗っています。

何を人がやっているのか

工程を並べると「人が確認している」という話に見えますが、確認が本質ではありません。人がやっているのは何を言いたいかを決めることです。

どのネタを選ぶかで、この Blog が何の Blog なのかが決まります。下書きを読んで「これは私の言いたいことではない」と判断できるのは、言いたいことが先に自分の中にあるからです。AI は私の代わりに考えてはくれません。今日のこの記事も「AI ブログだと思われたくない」と私が思ったから存在しています。

では AI は何をしているのか

手間を引き受けています。構成を組む、言葉を選ぶ、長さを整える、英語版を作る、ページに載せる形に直す、サイトに反映する——そういう作業です。そこはやろうと思えば人ができることですが、毎日やると必ず止まるところです。

企業のブログが止まるのは、書きたいことが無くなるからではありません。書きたいことはあるのに、形にする時間が無いからです。私は毎日この手間を払えません。だから今まで Blog を持っていませんでした。

人が書いたブログを、AI で超効率化している

だから、これは AI が書いたブログではなく、人が書いたブログを AI で超効率化したものです。中身の責任は私にあります。間違いがあれば私の間違いです。

そしてこの作り方は、当社が売っている製品そのものの使い方でもあります。AI に仕事を任せるのではなく、人が決めて AI が手を動かす。その形で日々の仕事を回すための箱を作っているので、自分のブログがそうなっていないのはおかしいと思うのです。

毎日更新が続いているかどうかはこのページを見ればわかります。続いていたら、この箱がちゃんと働いているということです。

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