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経理が苦手で、決算のたびに後回しにしてきました。今期は金融機関に出す残高試算表が要ることになり、初めて経理を AI に渡してみました。
経理が苦手です。数字が嫌なのではなく、領収書の束と、科目の判断が重いのです。決算のたびに後回しにしてきました。
今期は逃げられなくなりました。金融機関に出すために残高試算表が要ることになったからです。そこで初めて、当社の AI サーバー(miraiGen.™Cube)に経理を任せてみました。
経理でいちばん時間を取られるのは、仕訳を1行ずつ会計ソフトに打ち込むことです。領収書1枚、カード明細1行が、それぞれ1件の仕訳になります。当社は科目ごとにまとめず1行ずつ入れる方式なので、ひと期ぶんがその件数になります。これを手で打っていました。
それがゼロになりました。会計ソフト(弥生会計)が取り込める形の CSV に整えて出してくれるので、何日もかかっていた大量の入力作業が、たった1つのファイルを会計ソフトにインポートするだけの数分の作業に変わりました。
この形式は文字コードが決まっていて、違う文字コードだと科目名が化けて取り込めません。前の期に書き出したファイルを見て合わせたそうで、細かいところも押さえてありました。
ひと月分の領収書16ページを渡したときは、科目や摘要まで入った一覧が戻ってきて、空いていたのは4件だけでした。どれも「何に使ったか」が私の頭の中にしかないものです。推測で埋められていたら、もっと困ります。それらしく埋まっている間違いは、後から誰も見つけられません。
数字が合わないときの原因は一か所に書いていないので、行き来して探すことになります。そこも任せました。合わない箇所を見つけ、原因を探し、合うまで繰り返す。
当社には出張の規程がありませんでした。制度が無いので、出張しても日当を出せませんでした。これも作ってもらい、10月末に決裁して期首に遡って施行しています。規程づくりは後回しの典型で、無いままでも日々は回るので誰も催促しません。そして無いあいだ、出せるはずのものが出せません。
体感で5倍は早くなりました。測った数字ではありませんが、もう手で戻す気にはなりません。
AI を入れるかどうか迷っている方には、いちばん面倒で、いちばん後回しにしている仕事から渡してみることをお勧めします。得意な仕事を渡しても差は出ませんが、避けていた仕事なら前と後の違いがはっきり出ます。私の場合はそれが経理でした。