Blog

重い添付をやめたら、パスワードを別送する必要もなくなった

資料を送ろうとして、添付できなかったことはないでしょうか。当社のカタログは1本で 28.5MB、一式では 33MB ありました。

日々思うこと

資料を送ろうとして、添付できなかったことはないでしょうか。

1本で 28.5MB ありました

当社のカタログを数えてみたところ、いちばん大きいものが 28,533,816 バイトありました。28.5MB です。資料請求では何種類かをまとめて送るので、一式の合計は 33,244,104 バイトになります。

この大きさは、添付では通りません。一般的なメールサーバーの受け取りの上限は 10MB から 25MB くらいで、33MB はその上です。

さらに具合が悪いのは、添付は元のファイルより大きくなることです。メールは文字しか運べない仕組みなので、ファイルを文字に置き換えてから送ります。この置き換えで3割ほど膨らみます。33MB のつもりで送ったものは、通り道では 45MB くらいになっています。

送った側の画面では送信済みになっていて、相手には届いていない。これがいちばん困る形です。

パスワードを別のメールで送る、あの手間

大きなファイルを送るとき、もう1つついてくる作業があります。パスワードを付けた圧縮ファイルにして、パスワードを別のメールで送る、というやり方です。

ここには前から気になっていたことがあります。同じメールにパスワードを書いてしまうと、鍵をかけた意味が無くなるという点です。1通が間違った相手に届いたなら、鍵も一緒に届きます。だから別のメールにするわけですが、そうすると送る側は2通書くことになり、受け取る側も2通を探すことになります。

受け取る側の手間は見えにくいところです。自分が受け取る立場になると、パスワードのメールがどこへ行ったか分からなくなることがあります。

リンクで渡すことにしました

やり方を変えました。ファイルを添付せず、ダウンロードのリンクを送る形にしました。

これで添付の大きさの問題は消えます。ただ、変えてみて思っていなかった副産物がありました。パスワードを別送する必要がなくなったのです。

当社が使っているのは、確認コードを自動で送る方式です。相手がダウンロードの画面でボタンを押すと、発行のときに登録した宛先にだけ6桁のコードが届きます。相手はそれを入れてダウンロードします。

ダウンロード画面の記録。宛名、ファイル1点、ダウンロード期限、そして「確認のため ka****@miraigen.co.jp あてに6桁のコードをお送りします」という案内と、「確認コードをメールで送る」ボタンが並んでいる。下には「このページを開いただけでは送信しません。ボタンを押した時点で、上のあて先にだけコードをお送りします」と書かれている
①リンクを開くとこの画面が出ます。ここではまだ何も送られていません。コードの届き先が伏せ字で示されるので、相手は自分あてのものかどうかを押す前に確かめられます。
ボタンを押したあとの画面の記録。「確認コードをメールでお送りしました。届いたコードを入力してください」という緑の帯が出て、その下に6桁のコードを入れる欄と「ダウンロード」ボタンが並んでいる。最後に「届くまで数秒かかることがあります。見当たらないときは迷惑メールもご確認ください」と書かれている
②ボタンを押すと、登録した宛先にだけコードが届きます。それを入れるとダウンロードが始まります。送る側がパスワードを決めて伝える場面は、どこにもありません。

ここが変わったところです。案内のメールは1通で完結します。本文にパスワードを書く必要がないどころか、そもそもパスワードというものが存在しません。鍵は相手のメールアドレスそのものです。別の手段で何かを伝える作業が、丸ごと無くなりました。

期限も付けられます。当社では3日にしています。期限が切れればリンクは開かなくなるので、ずっと誰でも取れる状態にはなりません。

まとめ

  • 送る前にファイルの大きさを見る。添付は通り道で3割ほど膨らむので、元が 20MB を超えていたら添付での送付は考え直す
  • 送信済みは、届いたという意味ではない。相手のサーバーで弾かれても、送った側の画面は送信済みのままになる
  • リンクで渡す形にすると、パスワードを別送する作業もなくなることがある。確認コードを自動で送る方式なら、案内は1通で済む

重いものを送れるようにしたかっただけでしたが、毎回の2通目を書かなくてよくなったほうが、結果として楽になりました。

← 日々思うこと すべての記事へ